中央銀行は、私たちがいつも利用している日本の通貨を発行している銀行です。中央銀行の定義としては、金融機構の中核となる機関で、銀行券と言われる通貨を発行し、銀行相手に資金を貸し出すこととされており、そして中央銀行が発行した通貨が、私たちの手元にあるお金となっています。またその他にも中央銀行はお金を発行している大元のため、「発券銀行」と呼ばれたり、国にお金を貸したりするため「政府の銀行」とも呼ばれています。中央銀行は通常一つの通貨に対して一つ存在します。日本の通貨は「円」一つしかないので、日本には「日本銀行」という中央銀行が一つあるだけです。世界中にもこの中央銀行という制度は存在し、イギリスの中央銀行はイングランド銀行、スイスではスイス中央銀行、インド では インド準備銀行というように、それぞれの国に中央銀行が存在し、その地域の通貨安定を図っています。